パナホームの間取りの早わかり!
パナホームの工法には「鉄骨軸組工法」と「大型パネル工法」の2つがありますが、それぞれ間取りの自由度に違いがあります。
Sponsored Link大型パネル工法
大型パネルの場合は、あらかじめパネルなどの部材のサイズが決まっているので、壁や柱の移動に制限がかかってしまいます。
例えば、パネルの標準寸法が90センチ刻みとなるため、設計面積をあと少し増やしたいと思っても、90センチまで広くなってしまったり、面積を縮小したいと思っても同じく90センチも小さくなってしまうのです。
私も、「キッチンとリビングを合わせて16畳は少し狭いかもしれないので、17畳に間取り面積を増やそう」と予算と相談した上で、試みていたのですが、90センチ毎の変更しか効かなかったため、結局19畳に。。。お陰でそれだけで60万円もアップしました(;_;)
また、注意点として、呼吸の道タワーを仕込んだ壁は、当然のことながら、間取りの邪魔になっても移動することは出来ませんし、一部分を加工したり、造作を設けたり、することもできません。
設計時点で、あとあと間取りの妨げにならないよう、よく検討した上で、呼吸の道タワーの配置場所を設置して下さい。
(完全に第2種換気から第1種換気に切り替わってしまえば、その心配もありませんが。。。)
ただ、それでも、パナホームの大型パネル工法での設計プランの自由度は、柔軟に対応できるという印象。
というのも、パワテックパネルという鋼製フレームにビス止めした構造用面材を効率よく配置することで、ある程度、壁の数を減らしても構造上、全く問題ないという設計だからです。
震度5弱程度の地震エネルギーを受けても、建物の高さに対するパワテックパネルの変形量は1/400程度。
建築基準法の基準では、変形量1/200と定められているので、およそ1/2に揺れを抑えることができる耐力を持っていることになります。
この耐力壁の強さが、間取りの自由性をアップさせている秘密なんですね。
さらに、内装部の間仕切り壁には、「くの字」の構造材を組み込んだパワテックパネルが、ポイントごとに配置されることにより、間仕切り壁の数を最小限にして、間取りの融通性を広げています。
そういうことで、私も当初持っていた、大型パネル工法は「間取りに制限が多い」という印象がガラリと変わり、私自身、理想の間取りを大型パネル工法で実現した体験もあってパナホームの間取り力を評価しています。
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鉄骨軸組工法
パナホームの鉄骨軸組工法は、業界トップクラスの間取りの自由性を誇ります。
というのも、15センチ刻みで、柱や壁を間取りに合わせて移動させることが可能だからです。
さらに、天井の高さについても15センチピッチの3段階(階ごとに2.265、2.415、2.565mm)から自由に選択できることや、2階部分のみを横方向にせり出すオーバハングも、15センチ刻みの最大1.95mまで難なく実現。
例え、イビツな変形地や曲細な土地に家を建てることとなっても、15センチのマルチモジュールシステムの前では、まったく問題なしということなのです。
15センチきざみで自由に寸法調整ができるというだけで、ここまでのメリットがあるとは驚くばかりですね。
私が悩んだように、あともう少しリビングを広げたいという希望や、お風呂場の広さをちょっぴり増やしたいという時も、適度な延床面積調整ができるという、まさに痒いところに手が届く構造に、これから建てる人が羨ましくも思えます。
また、鉄骨軸組工法の間取りの自由性は、15センチピッチのマルチモジュールシステムだけではありません。
5寸角の檜柱に匹敵する鉄骨柱と梁高さ25センチの大型鉄骨を組み合わせることで、大開口、大空間の居室をつくることも可能なのです。
大空間はなんと最大6mというのだから、ちょっと贅沢なオープンリビングも、大きな窓を設けて開放感あふれる空間を作り出すことも思いのまま。
その上、制振装置「アタックフレーム」と鉄骨柱の自由配置も可能なことから、1階の間取りに左右されない2階の間取りを自由に設計することも可能です。
ここが重要なところで、通常は、2階の耐力壁の下に合わせて1階の同じ箇所にも耐力壁があることが理想なんです。
2階の壁下の、1階の同じ箇所にも壁がある比率である直下率が60%以上あることが、十分な耐震性や床の耐久性には必須なんですね。
でも、直下率を高めようとすると、1階と2階の間取りが似たりよったりの空間ができてしまって、面白くもない間取りができてしまうんです。
そこで、パナホームは柱と梁をつなぐ接合部に独自のジョイントブロックを使用し強度を高めることで、柱の自由配置やアタックフレームの移動を可能にし、直下率が60%以下でも、十分な耐震性を保つ工夫がされています。
なので、2階の壁下の1階に、柱のない開放的な大空間を作っても、余りある耐震性を誇っているというわけです。
パナホームで実現できない間取りは、他メーカーでも不可能と言えるかもしれませんね。
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