パナホーム断熱材の早わかり!
断熱材は、宅内環境に大きく影響するとても重要な役割を果たします。
暑い時期も寒い時期も、外気からの温度を断熱材が緩和してくれるからです。
それでは、パナホームが使用している断熱材を、紹介していきます。
パナホームが使用している主な断熱材の種類は「ロックウール」というものです。
ロックウールとは、玄武岩、その他の天然岩石などを主原料とした繊維状の断熱材。
保温や保冷のための素材としても有名で、住宅用断熱材としても幅広く使用されています。
また、特徴として低周波から高周波までの優れた吸音性能で騒音を防止できること、高温にさらされても形状を保持し、燃えにくい、溶けにくい断熱材としても知られているんです。
耐水性についても、水をはじく性質を持っており、万一、断熱材が濡れたとしても繊維の隙間どうしが水分の侵入を防いで、断熱材の性能を損ないません。
だた、重量が他の断熱材に比べて重いのが欠点で、慎重な施工が求められます。
ロックウールは、重たいが熱や水蒸気には強いという印象というわけですね。
パナホームは、このロックウールという断熱材を外壁と天井部分に配置するほか、基礎周りには基礎断熱として、ポリスチレンフォームを設置することで、底冷えを軽減するとともに、地熱を有効利用しているのです。
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断熱材の厚みは?
パナホームの断熱材の厚みは、鉄骨軸組工法と大型パネル工法とでは違っています。
鉄骨軸組工法の方が価格に比例して、断熱グレードが高いです。
鉄骨軸組工法(HS構法)
外壁部分は170mmのロックウール
天井部分は、200mmのロックウール
基礎外周回りは、60mmの押出ポリスチレンフォームが基本です。
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大型パネル工法(F構法)
大型パネル工法については、スタンダード断熱とハイグレード断熱の選択ができます。
違いは、天井部分のロックウールが2倍になること。
また、外壁、基礎部分の断熱材の厚みは同じでも、多少高断熱のものを使用していることです。
スタンダード断熱
外壁部分は75mmのロックウール
20mmの押出ポリスチレンフォームのW断熱
天井部分は、100mmのロックウール
基礎外周回りは、80mmの押出ポリスチレンフォームを使用。
ハイグレード断熱
外壁部分は75mmのロックウール
20mmの押出ポリスチレンフォームのW断熱
天井部分は、200mmのロックウール
基礎外周回りは、80mmの押出ポリスチレンフォームを使用。
この辺りは、コストと相談して、適切な断熱グレードを選択したいですね。
パナホームの断熱材についての心配な点
パナホームの断熱材は、工場での施工比率が多い大型パネル工法(F構法)であれば、品質管理面で比較的安心ですが、断熱材の現場施工率が多い鉄骨軸組工法(HS構法)の場合は少し心配な点があります。
※HS構法のカサートSとカサートEは、工場内で壁パネルに防湿シート、窓を設置し、断熱材は現場施工
※F構法のカサートCは、工場内で造る壁パネルや2階床にあらかじめ断熱材が内蔵されている。基礎の断熱材や2階天井の断熱材は現場施工。
現場施工の場合は、職人さんが手作業で断熱材を設置していくのですが、やっぱり人の手がすることなので、現場環境、職人さんの性質、調子などによって施工にブレが出てきてしまいます。
また、設置を待つ断熱材の保管現場での管理も、心配になることがあります。
工事現場は、様々な業者がそれぞれの作業をしていますが、作業中、断熱材を傷つけてしまうこともあるんです。
保管中の断熱材に、しっかりシートを被せて管理されていることがほとんどですが、施工中の建材が、断熱材に当たって欠損してしまっている現場もありました。
断熱材を設置したあとも、内壁などは、すぐに防湿シートで覆いますが、天井など箇所によれば、数日間、断熱材がむき出しの部分もあります。
そこに、大工仕事で使用する内装建材やハシゴが触れて断熱材のビニールが破けてしまったという事例も見られています。
(私の新築現場でも、起こりました(ToT))
このように、現場での施工は、危険が潜んでいるので、なるべくなら工場内施工が望まれるのです。
パナホームは、大型パネル工法など部材単位で作られるものは、最低限の断熱材をあらかじめ工場内で仕込んでくることは出来ますが、鉄骨軸組工法は、どうしても鉄骨柱、梁を現場で組み立ててからでないと断熱材設置が難しいので、施工が現場で行われるんですね。
2階床にもALCコンクリートが現場設置されるので、断熱材も当然、現場施工になります。
鉄骨軸組工法で建てる場合、断熱材の現場施工は、工事順序の上で、避けることは出来ないのかもしれませんね。
ただ、断熱材の現場施工でも、しっかりした施工が行われていれば、決して悪いわけではありません。
現場では、施主が自由に見学できるわけですから、不安であれば様子を見に行くことができます。
(工場内では、どのような施工が行われているのか、実際の現場は見ることは出来ませんから。。。)
ここで、パナホームの断熱材や施工も含めての心配な点を挙げておきますので、チェックしておいて下さい。
Sponsored Link1.ロックウールは重たい
ロックウールはセラミック繊維の綿状の断熱材。
繊維系の断熱材で、一見軽そうにみえますが、一般的にハウスメーカーで使用されるグラスウールに比べると、密度が高いので、重量がアップするのです。
住宅用として使用されるロックウールの密度は30~50kg/m3に対して、同等の断熱性を持つ高性能グラスウール16kの密度は16kg/m3。
密度に比例して重量も上がるので、高性能グラスウール16kと比べて半分近い差があるのです。
繊維系で重量がある断熱材の注意点は、施工後に断熱材が垂れ下がったり、ズレ落ちる可能性。
また、湿気がこもったり、水に濡れてしまうと、質が一気に低下しますし、さらに重量が増してズレ落ちるという悪循環におちいります。
ロックウールは繊維系断熱材の中でも「撥水性に優れた断熱材なので安心」という声もありますが、それでも、あくまで「繊維系特有の水分に弱い」性質を持っているので、注意が必要なのです。
特に、パナホームの鉄骨軸組工法(HS構法)は、現場で構造を組立て、屋根を設置し防水工事が終わるまでに約3日かかると言われているんです。
(大型パネルは1日で完了^^)
2日目には、ようやく2階外壁や屋根工事に取り掛かるので、上棟(シェルター工事)1日目~2日目は雨天に細心の注意を払ったうえで、進めてもらう必要があります。
屋根の防水が完了するまでに、大雨に見舞われてしまった場合は、宅内に湿気がこもらないように乾燥した環境を整えたうえで、断熱材の設置をお願いしたいものですね。
(防水工事完了後でも、断熱材を現場で管理される場合は、断熱材が濡れないような工夫も重ねて依頼された方がいいですよ。)
パナホームのことですからその点、配慮されているかと思いますが、断熱材の品質管理に不安が残らないように、施主の立場からもチェックしてみて下さい。
晴れた日をねらって断熱材の施工を終えられたらいいのですが、工期の都合もあり思い通りに行かない時もあるので、くれぐれもご注意を。
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2.設置業者の丁寧で正確な施工にかかっている
パナホームは本社と代理店方式で、全国展開しているメーカー。
代理店にもそれぞれ代表取締役がいるという子会社的な組織で運営されているんですが、そのため、下請け業者による施工品質のバラつきに不満を抱くお客様もおられるとのこと。
それもそのはず、地域に密着した工務店や大工さんをパナホーム代理店の下請けとして雇っているので、若干の施工方法も違えば、職人の腕も違う。
(パナホームの施工としての、ある程度のルールは決められていますが。。。)
結果として、施工品質のバラつきを生じさせてしまうのです。
パナホームとしては、代理店の下請けは、無条件に指定しているわけではなく、優良建築会社としての審査をして選定しているとのこと。
パナホームとしての看板を背負うので、いい加減な下請け会社でないことは分かっているものの、
「しっかりとミスなく施工してくれるだろうか?」
「施工中も断熱材の品質管理は万全だろうか?」
など、不安は拭いきれません。
というのも、ロックウールは断熱性能といった品質以上に、丁寧で確実な施工が求められるからです。
上記の項目でも記しましたが、ロックウールは他の繊維系断熱材(グラスウール)と比べると、丁寧で正確な施工なしでは年数が経つにつれて、重量などが影響してズレ落ちてしまうことも多いですし、繊維系断熱材共通の問題(湿気対策、防水対策を怠れば、すぐにカビが生えてきて、断熱性能が低下する)を生じさせる恐れがあるからです。
どうしても断熱材そのものの性能に目が行きがちですが、長期にわたり「壁内の断熱材に隙間の出来ない施工」、「湿気が壁内に流入しにくい確実な施工」に配慮してもらいたいものです。
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3.現場環境によって品質に影響も
現場作業は、とても苛酷。
心地よい季節ならまだしも、夏場の灼熱の中で工事をするのは誰だって嫌だし、冬場の手がカチコチと凍えそうな冷たい風は、施工に与える影響も大。
相当に熟練した専門業者でも、やっぱり人間なのですから、厳しい環境の中では手元も狂いやすいですよね。
完璧な人間は、もちろんいないわけで、「集中力の低下」、「体調が優れない」、など、その日の調子によって「出来栄え」も変わってきます。
また、厳しい工期が決められている中で、断熱材の施工を急かされ、断熱材を現場へ運び込む途中で雨が降ってきたらと、神経を使ながらの施工。
できる限り、現場環境の良い状態で、心穏やかに断熱材の設置をしてもらいたいですね。
(もちろん心配なのは、断熱材の施工だけではありませんが。。。)
パナホームも現場での施工がある限り、「現場環境が品質に影響する」という心配が出てくるわけです。
私たち施主が出来ることは、現場作業にかかる時期を、心地よい季節に当ててあげることぐらいでしょうか。
ハウスメーカーや施主の都合もありますが、4月中や9月中にシェルター工事ができるように運べると、丁度良いかもしれませんね。
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上記のとおり、現場で施工するというのは、様々な心配点があるんです。
現在も、現場での施工が必要なハウスメーカーがほとんどなので、パナホームだけの問題ではありませんが、「現場管理はしっかり出来ているか」に目を光らせる必要がありそうです。
「整然と建材が整理整頓されている」「職人さんも、明るく挨拶してくれる」現場は、施主にとっても気持ちがいいですし、現場も活気溢れ、職人さんのパフォーマンスも発揮しやすいのではないでしょうか。
工事現場を暇あるときは訪れて、様子を見に行くことは、とても大事なことですよ。
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