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パナホームVSセキスイハイム(空調・換気システム比較編)

 

ここでは、パナホームとセキスイハイムの空調、換気システムの工夫と特徴を比較していきます。

 

どちらがどのように優れ、どこが劣っているのかを考えてみますが、2社の空調換気の考え方の違いもあり、最終的には個人の好みの問題になってしまうかもしれませんね。
(パナホームには冷暖房機能を備えた空調システムはありませんしね。。。)

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では、比較できるところをピックアップして考えていきます。

 

  換気の種類 システム名

機能

パナホーム 第1種換気

エコナビ搭載換気システム
HEPA+(プラス)

換気、空気清浄

パナホーム
(カサートC)

第2種換気
※第1種換気はオプション仕様

エコナビ搭載換気システム
※HEPA+(プラス)はオプション仕様

換気、空気清浄
脱臭(ナノイー搭載のみ)

セキスイハイム 第1種換気 快適エアリー

換気、空気清浄、冷暖房、除湿、熱交換
※加湿はオプション仕様

 

  フィルター名 フィルター性能
パナホーム HEPAフィルター 0.3μmまでの粒子を99.97%除去
パナホーム(カサートC) 呼吸の道タワーフィルター PM2.5(2.5μm)より大きい粒子を除去
セキスイハイム 3層高性能フィルター 0.2μmの粒子を80.2%除去

 

  空調による快適性 空気清浄性能
パナホーム

パナホーム(カサートC)

セキスイハイム

 

 

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空調機能による快適性について

 

快適住宅

 

パナホームには、2種類の換気システムがありますが、セキスイハイムとの根本的な違いは、冷暖房のような空調システム機能は無いということ。

 

セキスイハイムなら冷暖房、換気、空気清浄など、幅広い機能をカバーしていますが、パナホームの場合は冷暖房機能が付いていないんですね。

 

なので、冷暖房等の空調は個別エアコン、床暖房などの機器で行うことになります

 

夏場や冬場になると、冷暖房をその都度、起動させる従来からの使用方法になるので、不在時の冷暖房はされていないことがほとんどでしょう。

 

そうなれば、「家に帰れば寒い」「朝、起きれば寒い」など、宅内は常に快適とは言い難いもの。

 

 

一方、セキスイハイムの快適エアリーは、冷暖房のシーズンになると空調をOFFにしない、いわば付けっぱなしの状態が主流なんです。

 

不在時でも冷暖房の自動キープ運転で、24時間、宅内の温度管理が容易です。

 

また、快適空間の大きな助けとなるのが、熱交換システム

 

換気による無駄な冷気や熱を、外に逃さないようにする仕組みなので、室内の快適性も格段にアップするのです。

 

パナホームは熱交換システムが付いていないので、換気をする毎に冬場は冷たい外気、夏場は高温の外気を直接取り込んでしまうことになります。
(外気の温度だけでなく、湿度状態もそのまま取り込んでしまう問題もあります。。。)

 

この点で考えれば、セキスイハイムの快適エアリーは、宅内の温度や湿度の状態をコントロールしやすく、快適性は高いと言えます。

 

結論:快適性はセキスイハイムが有利

 

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空気清浄機能

 

パナホームとセキスイハイムの第1種換気を比較したとき、空気清浄するためのフィルターに違いがあるようです。

 

パナホームは、病院のクリーンルームなどでも使用されるHEPAフィルターを用いて宅内の空気質を高めています。

 

 

セキスイハイム フィルター

 

 

その空気清浄効果は、慶應義塾大学の教授との共同実験でも明らかで、PM2.5の室内濃度を、屋外を100%にした時に比べて5%~16%に低減できることを実証しました。

 

 

パナホーム 空気清浄 実験

 

 

具体的なフィルター性能は、PM2.5はもちろんPM0.5以下の0.3μmの微小粒子でさえ99.97%除去するものです。

 

また、パナソニック技術である機能性材料「スーパーアレルバスター」をはじめ、緑茶カテキン、バイオ除菌の力で、アレル物質と花粉、カビ菌、菌も抑制する能力もあるんです。

 

 

一方、セキスイハイムの空気清浄フィルターも3層の高性能な代物で、0.2μmの粒子を80.2%除去できるものとしています。

 

 

セキスイハイム フィルター

 

 

でも、一見、「0.2μmの粒子も除去できるなんて凄い」と思いがちですが、100%を大きく下回る80.2%という数値。

 

0.3μmの微小粒子で考えてみても、80%から90%までの除去率に留まりそうです

 

 

快適エアリー フィルター性能

 

 

そういうことから、安定的に0.3μmの微小粒子を99.97%除去する、パナホームのHEPAフィルターの捕集機能と比べると、セキスイハイムのフィルターは若干劣っているように感じます

 

結論:空気清浄フィルター性能はパナホームが有利

 

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セキスイハイムには第3種換気システムもある!?

 

セキスイハイムには快適エアリーを採用しない場合、第3種換気も用意されています。

 

セキスイハイム 第3種換気

 

第3種換気は、外気を自然の力で取り込み、機械(換気扇)で排出するという、従来の一般住宅でよくみる換気システムです。

 

そもそも、セキスイハイムは、快適エアリーの設置ありきで商品販売されている感があり、第3種換気については、あまり開発が進んでいないように思われます。

 

他メーカーでみる第3種換気は給気でこそ各部屋から行っていますが、排気については1箇所に汚れた空気をまとめて排気する、セントラル換気システムがほとんど。

 

排気を一箇所にまとめることで、遮音性も高まり、気密性も向上するんです。

 

セキスイハイムの第3種換気は「セントラル換気」ではなく「個別換気」をとっているので、給気口と排気口が部屋内に一緒に取り付けられることもあります。
(遮音性が落ちてしまうことや、インテリアやエクステリアが損なわれることも。。。)

 

この点、セキスイハイムらしからぬ、工夫が見られない換気システムなので、残念ではあります。

 

ここで、簡単に「個別換気」「セントラル換気」の違いを説明すると、

 

 

個別換気システム
各部屋に換気扇をつけて常に換気を行うシステムです。「セントラル換気システム」に比べて、シンプルな作りになっていることも多く、機器自体のの費用が安く、施工も簡単なので、コストパフォーマンス面で採用される場合が多い。

 

 

セントラル換気システム
天井裏に設置された換気ユニットとダクトで、家全体の換気が行えるシステム。換気ユニット自体を天井裏に隠すことが出来たり、排気口を少なくすることで、外壁に取り付ける換気フードの数を抑えることが出来るため、インテリア性やエクステリア性がアップします。その他のメリットは、ダクトを使用して排気をするので、遮音性が向上し騒音の侵入も少ない。

 

というもので、「換気システムを、それほどまで重視していない」「換気システムより、他の部分に費用をかけたい」と考える方は、セキスイハイムの第3種換気システムも視野に入れられてはと思います。

 

 

 

パナホーム(第2種換気)VSセキスイハイム(第3種換気)

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スギ花粉除去能力 ランニングコスト(電気代)

パナホーム
(第2種換気)

約99%

388円/月
(冬季は停止)

セキスイハイム
(第3種換気)

約90% 205円/月

 

 

パナホームのカサートC(大型パネル工法)では、第2種換気を採用することが出来ます。

 

第1種換気と比べると、換気がコントロールしにくい面、フィルター性能で劣ってしまう面があり、セキスイハイムの快適エアリーの換気機能には、到底かないません。

 

エコナビ搭載換気システムには、冷暖房や熱交換機能は付いていないので、快適性もセキスイハイムには及ばないのです。

 

ただ、セキスイハイムに快適エアリーを採用しなかった場合はどうでしょうか。

 

上記の項目でも説明した、第3種換気システムのセキスイハイムになってしまうのです。

 

そこで、ここではパナホーム(カサートC)とセキスイハイム(第3種換気)を比較しますね。

 

まず、セキスイハイムの換気ガラリには防虫ネットのほかに、ホコリの侵入を防ぐ防塵フィルターやスギ花粉の約90%の侵入を防ぐ花粉除去フィルターがセットされています。

 

ごく一般的なフィルター性能で、特に花粉症など空気環境を気にされる方は、別途、空気清浄機が必要なのではと感じます。

 

電気代としては換気機器として目安で月205円ほどだと言われています。
(1kwh27円として計算)

 

セキスイハイム 第3種換気

 

また、部屋によっては給気、排気の両方の換気口が付くので遮音性が心配な事、換気口付近の断熱気密性能が低下してしまうことがデメリットとして挙げられます。
(主に排気口は、サニタリーやホールに設置されますが、冬はやっぱり寒い。。。)

 

床下空間の基礎断熱が生み出す地熱利用も活用できず、セキスイハイムの性能が十分発揮されないことが残念ですね。

 

 

一方、パナホームの第2種換気の呼吸の道タワーのフィルターは、除塵フィルター、脱臭フィルターのほか、除塵・除菌に効果的なバイオ除菌フィルターも用意されています。
パナホーム 呼吸の道タワー

 

機種によってはナノイー機能も搭載し、範囲は限られていますが臭気も90%低減することも出来ます。

 

パナホーム ナノイー

 

また、スギ花粉(30μm~40μm)で言えば、ベース空間を通り、居室に給気されるときには99%除去された空気を取り入れることが出来るのです。

 

さすがに、PM2.5までは除去できないですが、換気性能としては優れた機器ですね。

 

「基礎断熱を活かした地熱利用が出来る」、「冬は換気装置を完全にOFFに出来る」という、光熱費を軽減できる点を考えると、圧倒的にパナホームが有利です。

 

様々な工夫があったり、機能が付いている割に、エコナビ搭載換気システムの月々の電気代は、目安で388円と省エネ性も魅力。
(1kwh27円として計算)

 

一階部分は部屋ごとに排気口が設けられているので、遮音性はセキスイハイムと同じく劣りますが、2階部分については各部屋内の天井からダクトを通して、排気煙突から汚れた空気を排出するので、遮音性についても優れています
(2階の廊下、トイレには排気口が付いていて個別換気をしていますが。。。)

 

パナホーム 第2種換気

 

以上のことを考えれば、パナホーム(第2種換気)に優位性が見られます。

 

結論:第2種換気のパナホームが有利

 

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パナホームの第1種換気とセキスイハイムの第1種換気はどちらが優れているの?

 

第1種換気に踏み切ったパナホームの換気性能は、どうなのでしょう。

 

フィルター性能は、HEPAフィルターの優位性でパナホームに軍配が上がりましたが、換気機能について、ここで考えてみます。

 

私が注目したのは気密性
※気密性(C値)・・・建物にどの程度、隙間があるかどうかを示す指標で、数値が小さいほど隙間が少ないとされています。

 

  換気システム名 住宅気密性(C値)

パナホーム
(第1種換気)

エコナビ搭載換気システム
HEPA+(プラス)

5.0cm2/㎡

セキスイハイム
(第1種換気)

快適エアリー 2.0cm2/㎡

 

 

 

パナホームの外気を取り込む給気口は床下ベース空間の一箇所。

 

パナホーム 第1種換気

 

そこから空気を取り込んで、HEPAフィルターで浄化したあと、ダクトで各居室に新鮮な空気を送り込みます。

 

宅内を循環させたあとの汚れた空気を、各階に設置された排気ファンから排出させるものなんです。

 

ここで着目したい点は、排出口が複数箇所、存在するということ。

 

複数箇所の排出口があることで、遮音性や断熱性が低下するだけでなく気密性も下がってしまいます。

 

窓を締め切った状態で2時間で空気の入れ替えが求められる計画換気ですが、気密性が低い(隙間が多い)住宅では、計画的な換気が出来ないのです。

 

パナホームは気密性を公表してませんが、おそらく次世代省エネ並のC値5.0cm2/㎡程度

 

 

大手ハウスメーカーの中では決して高い方ではないので、給排気がコントロールしにくいのではと感じ取れます。

 

パナホーム担当者によれば、計画換気の中に宅内から空気が漏れたり、流入してくる空気の量を想定内に入れて、換気の量を調整しているというお話もありましたが、いささか不安もよぎります。
(それって、裏を返せば気密性が低いってことなのかと。。。)

 

さらに、心配点として、エコナビ搭載換気システムには冷暖房機能が付いていないため、個別エアコンで対応しなければならないことを考えると、エアコンを設置するための大きな穴を、部屋毎に開けなければいけません。

 

そうなると、追い討ちをかけて気密性能を低下させる原因にも。。。

 

やはり、しっかり確実な換気を行おうと思えば、気密性を高くして、宅内の空気と外気の空気の流れを極力ゼロに近づけることが、必須条件。

 

その条件を満たした上で、換気システムによって、空気の入れ替えをするということでないと、計画的な換気は行えませんよね。
(また、住宅の隙間から外気が流入してくるということは、外からの有害粒子も直接入ってくる。そう思うと、何だか不安。。。)

 

 

一方、セキスイハイムは、給気も排気も1箇所から換気する仕様。

 

セキスイハイム 換気システム

 

床下に設置された換気ユニットを通った外気を宅内に循環させ、床ガラリから汚れた空気を吸い込んで、外に排出。

 

熱交換器を備えているため、排出時も床下換気扇を通過させるので、給気口と排気口が1箇所なのです。

 

部屋の壁側面ではなく、床下に換気口があるので、外部からの騒音の心配も薄れますし、家全体の開口部も少なくて済むので、気密断熱性の低下も防ぐことが出来ます。

 

また、セキスイハイムの強みの一つに、本来持っている気密性能の高さがあります。

 

気密性(C値)の数値としては、「2.0cm2/㎡」。
(住宅全体で、大体1,000円札1枚の隙間)

 

大手ハウスメーカーでも、高気密住宅に分類されるメーカーなんですね。

 

それもそのはず、セキスイハイムは、住宅に隙間が生じやすいと言われる「コンセント」、「照明スイッチ」、「窓サッシ」、「屋内配管周り」「壁と壁(床)の継ぎ目」部分に気密テープを貼って隙間を徹底してふさぐ配慮を行っているのです。

 

セキスイハイム 気密性

 

工場内生産での丁寧な施工も相まって、気密性が高いと評判の住宅なんですよ。
(引渡し前には、邸別ごとに公的測定法に基づいて気密測定をしていますし。。。)

 

気密性能が高いことで、外気を取り込む量と宅内から空気を排出する量の計算が容易になって、計画的に換気が行いやすいんです。
(住宅の隙間から自然に、空気が流入、排出されにくいため)

 

気密性が高いことで、フィルターを通らない汚れた外気が、隙間から自然に流入しにくいというメリットもありますよね。

 

セキスイハイムも快適エアリーを1階のみの冷暖房対応にすると、2階を個別エアコンで補うことになりますが、それにしても、パナホームよりは計画的な換気が可能だと感じ取れるわけです。
(エアコンの設置口にも気密テープで塞いでくれるし。。。)

 

そういうことから、換気機能についてはセキスイハイムの方が優れていると考えられます。

 

結論:換気性能はセキスイハイムが有利

 

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空調・換気システム比較まとめ

 

勝負

 

空調換気システムでの宅内快適性は、セキスイハイムが断然有利

 

冷暖房機能を備え、熱交換器も搭載されているので、申し分ありません。

 

快適エアリーを設置してのセキスイハイムは、気密性能も鉄骨住宅業界トップクラスの性能を誇ります。

 

気密性能が高いので、計画的な換気を維持でき、安心の空気環境を実現できそうです。

 

ただ、快適エアリーの設置コストが高いこと、2階を冷暖房対応にしない場合は、個別エアコンなどを設置することになるので、気密性能や快適性が若干落ちる点を考慮する必要があります。

 

 

一方、パナホームのエコナビ搭載換気システム(第1種換気)は、冷暖房などの機能や熱交換器は搭載されておらず、換気システムのみの対応。

 

地熱利用するも、熱交換までの能力はなく、快適性という面では心もとない気がします。

 

複数の排気ファンで宅内空気を排出する点、宅内全体の空調管理を個別エアコンで対応するケースが多く見られることから気密性能はそれほど高くない

 

ただ、HEPAフィルターの性能の高さは評価できる部分で、セキスイハイムが使用している3層フィルターよりも性能は上

 

個別エアコンを含む換気システムの設置コストやランニングコストなどを考慮しても、セキスイハイムの快適エアリーよりコスト面で有利となる。

 

パナホームの第2種換気とセキスイハイム第3種換気との比較は、フィルター性能面での高さ、地熱利用や自然換気を活かした工夫で、換気システム性能としてはパナホームに優位性がみられます

 

 

パナホームの空調・換気システムの早わかり!

 

 

セキスイハイムの空調・換気システムの早わかり!

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