パナホームVSセキスイハイム(構造比較編)
「パナホーム」と「セキスイハイム」どちらの構造が優れているの?
そこで、ここではパナホームとセキスイハイムの構造の強さにスポットを当てて比較してみます。
Sponsored Linkどちらが優れているのかは、個々によって考え方も違うので、ここでは、あくまで私の主観として記述してみますね。
構造 |
ストロングポイント | ウィークポイント |
---|---|---|
セキスイハイム |
・超強固なユニット |
・制振装置がない |
パナホーム |
・制振装置あり |
・現場施工による品質のバラつき |
パナホーム |
・モノコック構造で揺れにくい |
・現場施工による品質のバラつき |
構造比較 |
耐震性 |
防サビ処理 |
品質の安定 |
制振装置 |
短工期 |
---|---|---|---|---|---|
セキスイハイム |
◎ |
◎ |
◎ |
× |
◎ |
パナホーム (HS構法) |
○ |
○ |
△ |
◎ |
× |
パナホーム (F構法) |
○ |
○ |
○ |
× |
○ |
結論:構造の強さは、セキスイハイムが有利
Sponsored Linkセキスイハイムの構造は、柱と梁どうしを超強力な溶接で連結しています。
このスポット溶接を、工場内の整った環境でロボットが施工していくので、品質の安定性も確保できるんです。
強力に接合された四角形の枠である「ユニット」を一つの単位として、ユニット同士を組み合わせていく構造。
セキスイハイムでは、これを「ボックスラーメン構造」と言いましたよね。
工場内で構造を組み上げてから現場へ運ぶので、工期も短縮できるというメリットもあり、まさに「丁寧で早くを実現」しているものと言えるでしょう。
また、サビない鉄骨メッキ処理である「ZAMメッキ」はとても魅力的です。
※「ZAM」は、日新製鋼株式会社が開発した溶融亜鉛Zn-アルミニウムAl-マグネシウムMg合金めっき鋼板の商品名
どんな強固な構造が作られていても、錆びてしまえば意味もありません。
この防サビ処理で、鉄骨の耐久力を推定140年まで、引き伸ばせるというので、この点においても心配はないようですね。
構造躯体を、高さ5m地点から落下させる実験を十数回繰り返しても、全くビクともしないセキスイハイムの構造は、ハウスメーカー随一だと感じます。
ただ、これはユニット単体のみでの話。
ユニット単体が強力でも、ユニットどうしを組み合わす為には、現場での連結作業は欠かせません。
セキスイハイムの場合は「ハイテンションボルト」とよばれる明石海峡大橋にも使用されているという接合金具でユニットどうしを組み上げていきます。
ハイテンションボルトでユニットどうしを連結するときには、トルクレンチで一定の力で締め上げていきますが、手作業になる部分がどうしても出てくるんです。
さすがのセキスイハイムでも、工場内生産の限界というもので、全ての構造を工場内でということは無理なのですが、現場作業を極力、減らしたミスのない施工は、やっぱり魅力ですね。
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一方、パナホームは2つの工法である「HS構法(鉄骨軸組)」と「F構法(大型パネル)」を持っている鉄骨ハウスメーカー。
2つの工法ともに高い耐震性を持っているので、大型地震に対する不安はありませんが、やはり超強固なセキスイハイムの構造に比べると、劣る印象があります。
ただ、HS構法については、地震の揺れを抑えてくれる制振装置「アタックフレーム」が設置されているので、2階建部分の揺れを最大15%軽減できるのは強みです。
柱と梁で支える鉄骨軸組工法やユニット工法は、揺れやすいことが欠点。
大きな揺れに対して構造部分は大丈夫でも、内装クロスが損傷したり、家具が転倒してケガをしてしまうことになれば意味がありませんからね。
その点、セキスイハイムの構造の場合は制振装置がないので、構造躯体には問題がなくても地震に対する揺れ幅が大きくなりがちなので、内装関係の損傷に若干の不安があると言えるでしょう。
パナホームのF構法はモノコック構造で、面どうしを連結させて地震エネルギーを分散させるものなので、制振装置がなくても、セキスイハイムと比べて問題がない構造です。
パナホームの塗装処理については、「亜鉛-アルミ-マグネシウム合金」といわれるセキスイハイムの「ZAM」と同じような働きをするメッキ処理と粉体塗装の併用。
複雑な形状加工を要する主要構造部分には、合金メッキを使用して、その他の部分は粉体塗装という使い分けをしています。
粉体塗装は環境に優しい塗装方法であるものの、ZAM(合金メッキ)に比べて耐久性、防サビ性が劣るといわれているので、この点でもセキスイハイムが優れているようです。
セキスイハイム、パナホーム(HS構法)の鉄骨柱、梁の比較をすると、セキスイハイムの標準の柱は100mm×100mmの四角柱、パナホームは80mm×80mmの四角柱となっています。
梁については、セキスイハイムの床梁の高さ150mm×2(300mm)、パナホームの床梁は高さ250mmとなっていて柱梁ともにセキスイハイムに軍配があがりそうです。
(セキスイハイムのユニットどうしを接合すると梁高さが2倍に。。。)
また、気になる部分として、1階天井に位置するパナホームの梁の大きな穴。
電気配線などを通す穴なのですが、あれだけの大きな穴が空いていると、いくら250mmという高さがある梁でも、断面強度が心配になりそうです。
施工をスムーズにしたり、設計プランの融通面を考え尽くされたパナホームの構造は評価できますが、構造面だけをみると、やっぱりセキスイハイムの方が優っているようです。
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